みなさまごきげんよう♪トムハチです。
先日受験したファイナンシャルプランナー試験に
無事合格しました。
合格を記念して絵本を書き上げましたのでご覧ください♪
億万長者体操
それでは、はじまりはじまり~
◇ふるい本に書いてある内容を
ずっと残しておくために、読み解いて
パソコンに入力していくのがロボット君のお仕事です。
毎日まいにち古い本を読んでパソコンに入力していきます。
愛犬のロボット犬、トムキチもお仕事のお手伝い。
◇そんなある日
ロボット君はとりわけ古い巻物を入力することになりました。
その名も『億万長者体操』
「へんてこな名前の体操だなぁ」と思って巻物を開いたものの、
中身はボロボロのシミだらけでとても読めるものではありません。
「どんな体操なんだろう。聞き込みや出張が必要になりそうだなぁ」ロボット君はつぶやきました。
◇ロボット君はまず自分で関係のありそうな本を調べてみました。
しかし、残っている資料はわずかで
『億万長者体操』がどんな体操かはわからずじまいでした。
◇こんな感じかな?
知っている体操をしてみましたが、
いまいちピンときませんでした。
◇自分で調べてみてもよく分からなかったので、
ものしりパンダさんに聞きに行きました。
「億万長者体操?うーん聞いた事がないなぁ。
昔のことなら、池のヌシさんの方がくわしいんじゃないかな。
力になれなくてごめんね。」と、ものしりパンダはいいました。
ロボット君は
「そんなことないよ、ありがとう。池のヌシさんに聞いてみるよ」
と言って、ものしりパンダとわかれました。
◇池のヌシさんは深い森の池に住む、大きな魚です。
不気味な森の中に住む巨大な魚に会いに行くのはちょっと怖かったのですが
愛犬トムキチが一緒だったので、大丈夫でした。
「池のヌシさん、ぼくは古い資料を未来に残す仕事をしています。
『億万長者体操』という巻物を見つけたのですが、中身が読めません。
この体操のことを何かご存じですか?」
と、ロボット君が聞くと
しばらく考えてから、池のヌシさんがこたえました。
「そういえば、私がまだ小さい頃にそんな名前の体操を聞いた事があるよ。
まだ、お屋敷の池に住んでいたころだなぁ。
私は400年位生きているから、400年位前の前の話だね。」
◇そんなわけで、ロボット君は400年前にタイムトラベルすることにしました。
会社のカチョウロボットに『億万長者体操』の調査のために
出張に行って良いかを相談すると
あっさり”イイヨ”のハンコをくれました。
◇タイムトラベルへ出発です。
トムキチもはりきっています。
「ロボット一枚 イヌロボット一枚 400年前 でお願いします。」
◇過去と今と未来をつなぐ
長い長い竹のような形のタイムマシンにのりこみます。
◇真っ暗な空間を
タイムマシンは進んでいきます。
◇タイムマシンから降りて
しばらく歩くと池のヌシが住んでいたという街が見えてきました。
城下町のようです。
トムキチは疲れてしまい、ちょっと休憩。
◇街の中に、一軒大きなお屋敷がありました。
「ここかな?」ロボット君は門をたたいてみました。
門番はロボット君のへんてこな姿におどろきましたが、
新しもの好き、変わったもの好きの旦那様が見たら
喜ぶかもしれないと思い、門を通すことにしました。
◇お屋敷のご主人はロボット君をたいそう珍しがり、
手土産のお菓子に喜びました。
ロボット君が「億万長者体操という巻物をご存じですか?と聞くと。」
ご主人は趣味で描いたという
巻物をロボット君に見せてあげるといいました。
「これがその巻物だよ。私が財産を築いたコツをまとめたものだよ。
題名はまだついていなかったのだけど、
億万長者体操っていうのがぴったりかもしれないね。」とご主人がいいました。
◇ロボット君は、億万長者体操を見せてもらいました。
つづく
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