おはようございます。トムハチです。
今日は娘のおしりから妄想が炸裂したお話。オリジナルです。
先日朝、娘に登園準備をさせながら、
ぼんやりおしりって桃によく似てるよなぁと思っていました。
桃太郎で川から流れてきた桃って、幼児のお尻よりは大きかったんだろうな。。。
そういえば、妊婦のおしりって大きいよなぁ。。。と考えた所で
桃太郎のリアルなストーリーが思い浮かびました。
なぜ、おばあさんは大きな桃を家に持ち帰ったのか?
川から流れてきたものを食べようと思うだろうか?
なぜ、桃太郎は子どもなのに鬼退治という無謀な挑戦をしたのか?
鬼の財産を奪って戻ってくるなんて、やっていることは鬼と変わりはないのではないか?
と数々の疑問を感じる桃太郎のお話が腑に落ちました。
元気でかわいらしいお話では無くなりましたが、
どうぞお付き合いください。
リアル桃太郎 川のシーン
室町の頃であったであろうか、
一人の媼(おばあさん)が、川へ洗濯へと向かった。
いつものように洗濯をしていると、川上から何やら大きなものが流れてくる。
近くまで流れてくるとそれは婦人であった。
よく見ると身ごもっているようである。
媼は急いで、流れ着いた婦人を助ける。
婦人は衰弱しているがまだ生きている。
よろめく足を支えながら、やっとの思いで媼は家に着く。
道すがら聞くところによると、婦人は地侍の妻だという
敵対する勢力に攻められ夫は殺され自分は命からがら逃げてきたと。
媼は婦人を自宅に休ませ、
主人を山へ呼びにいく。
誕生
山で芝刈りをしていた翁。妻に呼ばれて家路を急ぐ。
実はこの翁、医学の知識があり
小さな町で診療所を開いていた。
山では芝刈りだけではなく、
薬草に使えるものの採取もしていた。
翁が家に着くと、衰弱している身重の婦人が横たわっている
媼に理由を聞く。
翁の見立てでは、一刻も早く子どもを取り出さないと
子どもの命が危ない。
緊急に腹部を切り開き子どもを取り出した。
桃太郎の成長
元気に生まれた赤子は、不老長寿と幸運にあやかれるよう桃の字をとり桃太郎と名付けられた。
衰弱して死去した母親に変わり老翁媼に愛情を注がれ育ってきた。
物心ついた桃太郎は何故自分の父と母が
他の子どもより年老いていることが気になった。
ある日、そのことを聞いてみると
老翁は桃太郎の本当の父は敵に殺され、
命からがら逃げてきた母は桃太郎の命と引き換えに
あの世に行ってしまったという事を告げる。
その話を聞いた桃太郎は親の仇を討つことを決心する。
その日から桃太郎は剣術、武術に打ち込んでゆくことになる。
出陣
さすがは地侍の息子である。
成長するにつれて逞しくなり、剣術においても武術においても秀で
その強さの噂は遠くの町までも届くようになった。
元服の日、桃太郎は親の仇討ちに行く事を決心する。
老いた翁媼にはもうそれを止める力も理由もない。
翁は門出の餞(はなむけ)に金子(きんす)を
媼は桃太郎の命を守る願いをこめて団子を持たせた。
桃太郎が歩いていくと
仇討ちに力を貸してくれるという大将達に出会う。
その名が知れ渡る桃太郎がいよいよ出陣した。
皆、桃太郎の親の敵を滅ぼして天下を取ろうともくろむ者たちである。
犬ごとく鼻が効き、足の速さで機動力のある戌軍
猿ごとく身軽に動き、巧みな戦術を創る申軍
雉ごとく勇猛果敢な弓矢の使い手を有する酉軍
桃太郎はその者の魂胆ははなから承知の上で
敵を討った褒美に金子を約束し
軍を東へ進めてゆく。
戌申酉は陰陽五行説の裏鬼門、桃の方位すなわち西より東に攻め入るわけである。
仇討ち
申軍が戦術をしき、戌軍と酉軍の攻め込みにより
敢え無く敵を滅ぼした。
大将首は桃太郎が獲った。親の仇をとったのである。
桃太郎は約束通り褒美に金子を大将達に与える。
戌申酉の大将は桃太郎に撃ち落とした都の主を願い出た。
戦いの中で、桃太郎こそ一国の主にふさわしいと考えたからである。
しばし考えた後、桃太郎はそれを承諾した。
父の治めた土地を、自分も治めようと思ったのである。
桃太郎が治めたその国は安泰し、
数年後、桃太郎は自分を育ててくれた故郷の老翁媼へ
沢山の御礼を運び届けたのであった。
めでたしめでたし
いかがでしたでしょうか。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、また!
ごきげんよう♪
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